東大医学博士による胃腸科肛門科の最新医療ブログ

胃腸肛門病専門の東大医学博士の日常と雑感をつづります。

  • 胃腸科(胃の経鼻内視鏡検査・無痛の大腸内視鏡検査・胃大腸ポリープ・胃潰瘍・大腸癌・潰瘍性大腸炎・血便・便秘・腹痛)
  • 肛門科(診察の受け方・痔核・痔ろう・裂肛・痛みに配慮した日帰り手術・ALTA注射療法)
  • 等についてのマニアックな専門知識を交えて提供します。

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日本人のなりやすいがん第4位は胃がんです!

印刷用ページ[2025/01/15] 胃腸科

皆さん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
皆さんは、胃の定期検査を受けていますか?
会社の検診やご自身で毎年の恒例行事として行っている方が多いのではないでしょうか。
胃の検査の目的は、「胃の具合が悪いから精密検査として」「胃がん健診として」と言う方が多いと思います。

胃がんは、かつて日本人のがんによる死亡数の第1位でした。
最近は診断方法と治療方法が向上したおかげで、男性では第3位、女性は第5位、男女合計では4位(国立研究開発法人国立がん研究センターの統計より)となっています。
ですが、逆に考えると現代の医療をもってしても「TOP5」に入るほど、胃がんは日本人に多いがんであると言えます。
皆さんは、この「胃がん」という病気についてどこまで知っていますか?
今回は、胃がんについて詳しくお話していきます。

大腸腺腫にも種類があります。

印刷用ページ[2025/01/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
あけましておめでとうございます。本年も当院をどうぞよろしくお願いいたします。
今回は「病理組織検査」にまつわるお話です。
大腸ポリープにも種類があり、そのタイプは病理組織検査で分かります。 テーマは・・・「大腸ポリープのhigh grade(ロウグレード)とlow grade(ハイグレード)」です。
聞いても馴染みがなく、難しそうと思われるかと思います。
まずは、病理検査のGroup分類について知っておくと、分かりやすいので「病理検査におけるグループ分類は5段階!」をチェックしてみてくださいね。

潰瘍とびらんの違いを知ってますか?

印刷用ページ[2024/12/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、「潰瘍」「びらん」という言葉を耳にしたことがありますか?
病気を意味する言葉であるというのは、なんとなく想像ができますが、そもそも両方とも正確にはご存知ない…という方が圧倒的多数ではないでしょうか。
今回はそんな「潰瘍」と「びらん」についてお話したいと思います。

超多発の大腸ポリープ!大腸ポリポーシスをご存じですか?

印刷用ページ[2024/11/15] 胃腸科

みなさんこんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回のテーマは“ポリポーシス”という病気についてです。
皆さんは、この病気の名前を聞いたことがありますか?
よく聞くなー、と思うような病気ではないかと思います。
では、ポリープはどうでしょうか。実は、今回お話するポリポーシスという病気は、数あるポリープの病気の1つです。
今回は、ポリポーシスという病気についてお話していきます。

よく聞く『腫瘍』って何?

印刷用ページ[2024/09/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回のテーマは「消化器の腫瘍について」です。
腫瘍と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?あまり良いイメージがないかもしれませんね。
それもそのはず、腫瘍は大きく、良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)に分かれます。
消化器の悪性腫瘍では、食道がん、胃がん、大腸がん、、肝細胞がん・肝内胆管がん、胆のうがん・胆管がん、膵臓がんなどがありますが、今回は特に消化管がん(食道、胃、大腸)について、危険因子や症状の特長についてお話ししていきます。

小腸の検診がない理由は何?

印刷用ページ[2024/08/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。ららぽーと横浜クリニックです。
毎日非常に厳しい暑さの日が続いていますね。体調は崩していませんか?
しっかり水分補給、栄養を摂り、そして睡眠もしっかりとって、この暑い夏を乗り越えましょう。

さて、今回はお腹のお話です。
当院では胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査を行っておりますが、検査を受けられる患者さんから時々こういったご質問をいただくことがあります。
「胃内視鏡や大腸内視鏡で小腸までみて貰うことは出来ますか?」
「大腸の病気はよく聞くけど、小腸は検査しなくてもいいの?」
胃と大腸に比べると確かにちょっと影が薄いように感じますね・・・。
今回はそんな意外と知られていない【小腸】についてのお話です。

あなたは知ってる?生活習慣病ランキング

印刷用ページ[2024/04/15] 胃腸科

みなさんこんにちは。横浜市内科のららぽーと横浜クリニックです。
今回のテーマは生活習慣病です。
生活習慣病とは、名前の通り生活の習慣で引きおこる病気です。逆に言うと生活の習慣を見直すことが出来たら、未然に予防し、薬を減らすことができる病気です。
今回は、この生活習慣病をランキング形式でみながら、解説をしていきます。
生活習慣病は聞いたことがあるけど、どういった習慣が原因となるの?といった疑問にも答えつつ、今回はその原因についてもお話ししていきましょう。

胃薬の種類と使い分け

印刷用ページ[2024/03/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、『胃薬』を使ったことはありますか?
胃痛・胃のむかつき、胃もたれ等の症状は多くの人が経験をする症状です。
病院に行かずとも、市販薬で手に入るものもあるので、助かっているという人も多いかと思います。
胃薬、とはいっても胃薬にも様々な種類があります。今回は、胃薬の種類と使い分けについて解説していきます。

過敏性腸症候群にはタイプがあります!

印刷用ページ[2024/03/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は、前回に引き続き、過敏性腸症候群がテーマです。
前回の記事(過敏性腸症候群の原因と診断)では、過敏性腸症候群の原因や診断方法についてお話しました。
過敏性腸症候群は「便秘型」「下痢型」「混合型」「分類不能型」の4タイプに分けられます。
今回は、この過敏性腸症候群のタイプ、そして治療について解説していきます。

過敏性腸症候群の原因と診断

印刷用ページ[2024/02/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、腹痛の経験はありますか?・・・「ない」と答える人の方が少ないほどありふれた症状の1つですね。
ここ3か月の間に月に3日異常にわたり、お腹の強い痛みや不快感が繰り返し起こり、排便によって症状が和らいだり、排便の回数や形が変わるなどといったことはありませんか?
どれか一つでも当てはまれば、過敏性腸症候群の可能性があります。
今回は、過敏性腸症候群について、次回は、過敏性腸症候群のタイプについて、2回にわけて解説していきます。

小腸の表面積はテニスコート大!?

印刷用ページ[2024/02/01] 胃腸科

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
さて、今回は内臓のお話です。皆さんは体の中にどんな内臓があるか聞かれたら、いくつ答えられますか?覚えきれないほどたくさんの内臓がありますよね。
私たちの体は像やキリンのように大きくありません。ですから、小さな体の中にこんなにたくさんの臓器が入るのか?と不思議に思うかもしれませんね。
さて、今回は数ある内臓の中から胃腸科らしく、消化管の中から小腸について解説していきます。

飲酒・喫煙と食道がんの関係性

印刷用ページ[2024/01/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は、前回に続き(飲みすぎ注意!あなたの食道は大丈夫?)食道とアルコールに関するテーマです。
日本人の食道がんは、飲酒と喫煙が大きな原因であることが分かっています。
今回は、アルコールと食道がんの関係について解説していきます。


内視鏡検査に鎮静剤は必要?

印刷用ページ[2023/11/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は、胃・大腸内視鏡検査を検討している人へ向けて、内視鏡検査をするときに使用する鎮静剤についてお話していきます。

当院では、内視鏡検査の際には鎮静剤を使用しています。
それはなぜか?ズバリ!鎮静剤を使用することで患者さんの負担を軽減できるからです。

「胃と大腸の内視鏡検査をしたいけど、調べると怖いことばかり書いてある」と心配な方は必見ですよ。

胃腸炎には絶食が効くのは本当?

印刷用ページ[2023/11/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
寒い季節がやってきました。みなさんは体調に変化はありませんか?

インフルエンザやウイルス性腸炎(ノロウイルスなど)、他にも様々な種類の感染症が存在します。寒い時期はこうした感染症が流行る季節です。

さて、みなさんはいわゆる胃腸炎と診断されたとき、医師に絶食を指示されたことはありますか?
絶食はなぜ必要なのか?元気がないときに絶食をして大丈夫なのか?
今回は、そんなみなさんの疑問に答えていきます。

カルチノイドは癌とは違うの?

印刷用ページ[2023/10/01] 胃腸科
こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は内視鏡で診断できる病気についてお話したいと思います。
今回のキーワードは「カルチノイド」と呼ばれる、癌(がん)に似た病変についてです。
癌は聞いたことがあるかと思いますが、カルチノイドは初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
癌に似てると言われるとちょっとゾっとしますよね。カルチノイドはどんな病気なのでしょうか。

左下?右下?下腹部痛はどちらが危険?

印刷用ページ[2023/09/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院には毎日沢山の患者さんが来院されます。
患者さんは様々な症状で来院されますが、「お腹が痛い」という症状は1日に数人は来院される、よくある症状の1つです。
ただ、「お腹が痛い」とはいっても、痛みを感じる位置や痛み方は人それぞれであり、それによって考えられる病気も変わってきます。

下腹部の痛みは、比較的よくある症状です。
そのため、「このくらいなら…」と我慢してしまう傾向にありますが、原因によってはそのままにしておいては危険な場合があります。

今回はお臍より下の「お腹が痛む位置」に視点をおき、右下腹部と左下腹部ではどのような病気があるのか、どちらの方が危険であると考えられるのかについて、お話していきます

大腸内視鏡検査で行える手術

印刷用ページ[2023/08/01] 胃腸科

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は、大腸内視鏡検査で行える手術のお話です。

大腸内視鏡といえば、大腸の中に異常がないか、ポリープができていないかを観察する検査として、認識している方も多いのではないでしょうか。
内視鏡検査では観察だけでなく、手術も行えるのです。
その手術とはどのようなものなのか、今回は大腸内視鏡検査で行える手術について解説していきます。

内視鏡で見つかった隆起物の正体は?

印刷用ページ[2023/07/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

皆さんは、胃や大腸の内視鏡結果で、「一部が盛り上がっている。」と言われたことがありますか?
その盛り上がりはポリープの場合もあれば、粘膜下腫瘍ということもあります。

または、胃・大腸そのものがもりあがっているのではなく、「他の臓器に押されているのかもしれません。」と説明を受けた方もいるかもしれません。
この、他の臓器などに押されている状態を『壁外性圧排』(へきがいあっぱい)といいます。
今回は、この壁外性圧排についてのお話していきましょう。

軟便と硬便、あなたはどっち?

印刷用ページ[2023/07/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院では基本的に毎日胃腸科の診療を行っています。
患者さんはそれぞれ、様々な悩みをもって来院されます。

胃腸の痛みや違和感などといった胃腸そのものの症状だけではなく、「便」に関する悩みを持つ患者さんも多くいらっしゃいます。
今回は、そんな便の悩みの中から、「便が軟らかい」「便が硬い」という悩みにスポットを当てて、軟便・硬便についてお話ししていきます。

 

胃マルト(MALT)リンパ腫はどんな病気?

印刷用ページ[2023/06/01] 胃腸科
みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは「リンパ腫」という言葉を聞いたことはありますか?
何となく、''悪いもの"というイメージを想像される方も多いのではないでしょうか。
それは、悪性リンパ腫というワードを耳にすることがあるからかもしれません。
リンパ腫にも発生部位や形態、性質によってたくさんの種類があります。
その中でも、本日は『胃マルト(MALT)リンパ腫』についてお話していきたいと思います。

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