東大医学博士による胃腸科肛門科の最新医療ブログ
胃腸肛門病専門の東大医学博士の日常と雑感をつづります。
- 胃腸科(胃の経鼻内視鏡検査・無痛の大腸内視鏡検査・胃大腸ポリープ・胃潰瘍・大腸癌・潰瘍性大腸炎・血便・便秘・腹痛)
- 肛門科(診察の受け方・痔核・痔ろう・裂肛・痛みに配慮した日帰り手術・ALTA注射療法)
等についてのマニアックな専門知識を交えて提供します。
新着
病理検査におけるグループ分類は5段階!

当院では、毎日多くの胃や大腸の内視鏡検査を行っています。
内視鏡で見えた範囲についてはその日のうちに結果をご説明します。内視鏡検査時に、胃や大腸の組織を採取した場合には、専門の医師からの結果を待ってから後日の結果説明となることがあります。
細胞の検査結果の説明の中で「グループ1なので安心して下さい」「グループ3の腺腫だったので、取っておいて良かったですね」など聞くことがあると思います。その時に「グループってなんだろう?」って思われたかもしれませんね。
今回は、「病理検査のグループ分類」について詳しくお話をさせていただきます。
“便秘”ってしんどい...そんな時はどうすればいいの??

突然ですが、皆さんは今まで“便秘”で辛い思いをしたことはありますか?
私は便秘でひどく苦しんだことがあります。
今回は、「そんなときはどうしたらいいの!?」という皆さんの質問に答えるべく、身近にある便秘の解消法についてお話していきますね。
炎症性腸疾患は怖い病気って本当?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、炎症性腸疾患という言葉を知っていますか?
最近多くなってきている疾患の一つでもあるので、「もしかしたら聞いたことある!」と言う人もいるかもしれませんね。
インターネットで調べてみると、実際に怖いことが書いてあるのを目にしたことがあるかもしれませんね。
実際に、炎症性腸疾患は放置しておくと怖い病気でもあります。
今回は、炎症性腸疾患の解説とどうして怖い病気なのかを解説していきます。
足の付け根にピンポン玉!?これはなに?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、『ヘルニア』という言葉を耳にしたことはありますか?
ヘルニアとは、体内の臓器の一部が本来の場所を飛び出してしまう状態の事を言います。有名なところで臍ヘルニア、椎間板ヘルニアが挙げられますね。
もう一つ並んで有名と言えるヘルニアがあり、「足の付け根にピンポン玉が出来た」と言われると、あの病気かな?と思います。みなさんは思い浮かびますか?
正解は・・・『鼠経(そけい)ヘルニア』です。今回は、この鼠経ヘルニアについて解説していきます。
腸閉塞はどうやって治すの?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
前回の記事では、腸閉塞の分類と原因についてお話しました。
腸閉塞は何らかの原因により、食べ物や消化液などの腸管の内容物が肛門まで運ばれなくなってしまった状態です。
今回は、この腸閉塞の症状と治療法などについてお話していきます
腸閉塞はどんな病気?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは「怖いお腹の病気は?」と聞かれたら、どんな病気が頭に浮かびますか?
大腸ガン、盲腸(虫垂炎)、腸閉塞(イレウス)、潰瘍性大腸炎など…怖いイメージのある病気を、いくつかは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
今回は、名前の挙がりやすい「腸閉塞」をテーマに話していこうと思います。
珍しい腸の病気!腸管スピロヘータ症

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院では、日々胃腸の不調に悩む皆さんの診療を行っています。胃腸の症状にもいろいろありますが、お腹の症状では、長く続く下痢や便秘でお悩みの方は多くいらっしゃいます。
こうした症状は、様々な病気の原因と考えられます。例えば、何週間も続くような慢性の下痢の原因には、腸管スピロヘータ症という病気があります。
珍しい病気ではありますが、きちんと検査をすると腸管スピロヘータ症と診断されることがあります。
今回は、この腸管スピロヘータ症について解説をします。
おなかのぐるぐる音は何故鳴るの?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回のテーマは「お腹の音」についてです。
みなさんはお腹が突然ぐるぐる、あるいはギュルギュル、ゴロゴロといったような音が鳴って「恥ずかしい!」と思ったことはありませんか?
何故か静かなときこそ鳴ってしまうことがあって、笑ってごまかした…なんて苦い経験がある人も多いのではないでしょうか。
空腹時や食後のお腹の音が一般的ですが、実はそれ以外にも注意をした方がいいお腹の音もあるのです。
今回はこのお腹のぐるぐる音について解説していきます。
冷たいものの食べすぎには要注意!

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
夏と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?
海、夏祭り、かき氷、そうめん…人それぞれ思い浮かべるものも沢山あると思いますが、暑い夏、やはり誰もが冷たい食べものを想像するのではないでしょうか。
前回の記事(夏バテに負ない!元気に夏を乗り切ろう!)の記事でも触れたように、夏バテの原因には「胃腸の冷え」が挙げられます。
今回は、冷たい物の食べ過ぎがどう体に影響があるのかをお話したいと思います。
胃が胃酸で溶かされないのはなぜ?

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
暑い日が続き、本格的に夏がやってきたようです。皆さんも体にはお気をつけてお過ごしください。
さて、今回は胃についての話題です。
皆さんもご存じの通り、食べたものは胃の中で胃液により消化されます。
「そんな、食べ物を溶かすほどの胃液がありながら、なぜ胃そのものは溶けないのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回はそんな「胃の謎」について解説します。
胃・大腸がん撲滅キャンペーン実施中です!

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院ではここ数年、「胃・大腸ガン撲滅キャンペーン」を実施しています。
なんだそれ?と思うかもしれませんが、「患者さんの健康を守るための活動」の1つです。
今回は、当院で行っている「胃・大腸ガン撲滅キャンペーン」について紹介します。
大腸ポリープは多発するの?

皆さん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
ららぽーと横浜クリニックでは、大腸内視鏡検査を毎日数十件以上行っています。皆さん検査の理由は様々ですが、毎日数人はいらっしゃるのが、前回の検査でも大腸ポリープを切除したことのある患者さんです。
当院では、大腸ポリープが見つかった患者さんには、翌年も大腸内視鏡検査を受けることを強くお勧めしています。何故なら大腸ポリープは次の年にもできていることも多いからです。
今回は、「大腸ポリープは再発するのか」という話題についてお話していこうと思います。
「消化に良い食べ物」ってどんなもの?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
胃や大腸の検査前や検査後、胃腸炎で医療機関にかかったときに「消化の良いものを食べてくださいね」と言われたことはありますか?
私自身も、診察で「消化に良いもの」と説明することがあります。患者さんとしては「具体的にはどんなもの?」と思うかもしれませんね。
今回は、「消化に良い食べ物」がどんなものなのかを解説していきます。
消化に良いものを考えるために、まずは消化に悪いものを考えてみましょう。
大腸ポリープ切除後の過ごし方

横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は、患者さんからもよく質問のある「大腸ポリープ切除後の生活」についての話題です。
今後大腸内視鏡検査を受ける予定の方、大腸ポリープを切除したばかりで心配だという方、是非読んでみてくださいね。
大腸ポリープの予防はできないの?

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
あけましておめでとうございます。本年も当院をよろしくお願いいたします。
さて、昨年2020年は1日の内視鏡検査の件数が過去最高となる日もあるほど、患者さんが殺到する時期もありました。
検査後の診察時には患者さんから様々な質問をされるのですが、その中でも多い質問が「大腸ポリープはどうしたら予防できますか?(原因はなんですか?)」というものです。
今回は、大腸ポリープの予防はできるのか?という話題でお話していこうと思います。
その胃痛大丈夫?

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は誰もが経験したことのある「痛み」についてのお話です。
体中色々なところに痛みを感じますよね。当院は胃腸科があるため、胃痛を訴えて来院する患者さんが多くいます。
痛み方や痛むタイミングは人それぞれですが、日本人の多くの方が抱えている悩みの一つと言えるでしょう。
今回は、胃痛とそれに関連する病気について解説します。
胃の仕組みを知ろう~胃を快適に保つコツ~

すっかり涼しくなりましたね。秋と言えば・・・私は食欲の秋でしょうか。おいしい物が多い季節ですね。夏バテも乗り越えてついつい食べ過ぎてしまう・・・なんてこともあるかもしれませんね。
お腹がいっぱいになるまで食べると、胃が辛いな~と思うことも多いと思います。
今回は、初心にかえって胃の仕組みについてお話していきます。
咳の原因は風邪だけではない?~食道炎と咳~

皆さんは咳が長引いてるな~と感じることはあるでしょうか。
「風邪を引いた後から咳が続いている」、「いつの間にか咳が出るようになってなかなか止まらない」…などなど、人によって症状は様々です。
7/1の記事(長引く咳にはご用心)では、長引く咳にはいくつかの病気が考えられるとお話をしました。
7/1の記事では挙げていない、長く咳が続くことのある病気があるのですが、皆さんは分かりますか?
実は、消化器の病気が関係している場合があるのです。
・・・・意外ですよね?その病気とは逆流性食道炎です。今回は咳と逆流性食道炎の関係についてお話します。
大腸内視鏡検査で体の向きを変えるのはなぜ?

みなさんは大腸内視鏡検査時に先生の言われる通りに体を動かした、もしくは体を動かしてもらった、という経験はありませんか?
大腸内視鏡検査では、患者さんの体を動かすことによって、スムーズに内視鏡を進めていく事が出来るのです。大腸の検査を苦痛なく完遂させる為に必要なテクニックの一つが体勢を換える…「体位変換」をすることです。
今回はその大腸内視鏡検査時の体位変換についてお話していきます。
ポイツ・ジェガース症候群をご存知ですか?

唇や指先のシミが気になった事のある方はいますか?シミの話なら皮膚科の話題かな?と思われるかもしれないですね。
実は、これらのシミと、消化管の疾患が関連することがあるんです。意外ですよね?
今回は、こうしたシミと消化管の関係があるとされる、ポイツ・ジェガース症候群についてお話していきます。