東大医学博士による胃腸科肛門科の最新医療ブログ

胃腸肛門病専門の東大医学博士の日常と雑感をつづります。

  • 胃腸科(胃の経鼻内視鏡検査・無痛の大腸内視鏡検査・胃大腸ポリープ・胃潰瘍・大腸癌・潰瘍性大腸炎・血便・便秘・腹痛)
  • 肛門科(診察の受け方・痔核・痔ろう・裂肛・痛みに配慮した日帰り手術・ALTA注射療法)
  • 等についてのマニアックな専門知識を交えて提供します。

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カルチノイドは癌とは違うの?

印刷用ページ[2023/10/01] 胃腸科
こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は内視鏡で診断できる病気についてお話したいと思います。
今回のキーワードは「カルチノイド」と呼ばれる、癌(がん)に似た病変についてです。
癌は聞いたことがあるかと思いますが、カルチノイドは初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
癌に似てると言われるとちょっとゾっとしますよね。カルチノイドはどんな病気なのでしょうか。

左下?右下?下腹部痛はどちらが危険?

印刷用ページ[2023/09/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院には毎日沢山の患者さんが来院されます。
患者さんは様々な症状で来院されますが、「お腹が痛い」という症状は1日に数人は来院される、よくある症状の1つです。
ただ、「お腹が痛い」とはいっても、痛みを感じる位置や痛み方は人それぞれであり、それによって考えられる病気も変わってきます。

下腹部の痛みは、比較的よくある症状です。
そのため、「このくらいなら…」と我慢してしまう傾向にありますが、原因によってはそのままにしておいては危険な場合があります。

今回はお臍より下の「お腹が痛む位置」に視点をおき、右下腹部と左下腹部ではどのような病気があるのか、どちらの方が危険であると考えられるのかについて、お話していきます

大腸内視鏡検査で行える手術

印刷用ページ[2023/08/01] 胃腸科

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回は、大腸内視鏡検査で行える手術のお話です。

大腸内視鏡といえば、大腸の中に異常がないか、ポリープができていないかを観察する検査として、認識している方も多いのではないでしょうか。
内視鏡検査では観察だけでなく、手術も行えるのです。
その手術とはどのようなものなのか、今回は大腸内視鏡検査で行える手術について解説していきます。

内視鏡で見つかった隆起物の正体は?

印刷用ページ[2023/07/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

皆さんは、胃や大腸の内視鏡結果で、「一部が盛り上がっている。」と言われたことがありますか?
その盛り上がりはポリープの場合もあれば、粘膜下腫瘍ということもあります。

または、胃・大腸そのものがもりあがっているのではなく、「他の臓器に押されているのかもしれません。」と説明を受けた方もいるかもしれません。
この、他の臓器などに押されている状態を『壁外性圧排』(へきがいあっぱい)といいます。
今回は、この壁外性圧排についてのお話していきましょう。

軟便と硬便、あなたはどっち?

印刷用ページ[2023/07/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院では基本的に毎日胃腸科の診療を行っています。
患者さんはそれぞれ、様々な悩みをもって来院されます。

胃腸の痛みや違和感などといった胃腸そのものの症状だけではなく、「便」に関する悩みを持つ患者さんも多くいらっしゃいます。
今回は、そんな便の悩みの中から、「便が軟らかい」「便が硬い」という悩みにスポットを当てて、軟便・硬便についてお話ししていきます。

 

胃マルト(MALT)リンパ腫はどんな病気?

印刷用ページ[2023/06/01] 胃腸科
みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは「リンパ腫」という言葉を聞いたことはありますか?
何となく、''悪いもの"というイメージを想像される方も多いのではないでしょうか。
それは、悪性リンパ腫というワードを耳にすることがあるからかもしれません。
リンパ腫にも発生部位や形態、性質によってたくさんの種類があります。
その中でも、本日は『胃マルト(MALT)リンパ腫』についてお話していきたいと思います。

胃ポリープは何故切除しないの?

印刷用ページ[2023/05/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
ららぽーと横浜クリニックでは、毎日数十件の内視鏡検査を行なっています。検査を受ける理由として、前にも検査したから、もしくは会社の検診で…という方が多いのではないでしょうか?

当院では胃がん早期発見!患者さんの健康を守るためにも、胃内視鏡検査は年1で受ける事を推奨しています。(ただし患者さんの内視鏡検査の結果によって変わってくる事もあります)

胃カメラ検査の結果、胃ポリープが見つかった患者さんから、「胃ポリープは切除しなかったんですか?」「胃ポリープってそのままで大丈夫なのかしら?」という質問を受けることが多々あります。
なぜそのような疑問が出てくるのかと言うと、胃ポリープが見つかっても多くの場合は切除をしないからです。
今回の記事では、胃ポリープを切除しない理由について解説していきます。

 

『胃炎』について詳しく説明できますか?

印刷用ページ[2023/04/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

「最近胃が痛いけどストレスかな?」「そういえば食欲が落ちた気がするけど、年のせいかしら?」
・・・皆さんはこんな胃の不調を感じたことはありませんか?それはもしかすると胃炎が原因かもしれません。
胃炎とは良く聞く病気の名前ではありますが、具体的にどのような病気かご存じですか?
よく見聞きする言葉だからこそ、しっかりと知っておきたいですよね。今回は、胃炎について解説をしていきます。

病理検査におけるグループ分類は5段階!

印刷用ページ[2023/03/15] 胃腸科
皆さん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院では、毎日多くの胃や大腸の内視鏡検査を行っています。

内視鏡で見えた範囲についてはその日のうちに結果をご説明します。内視鏡検査時に、胃や大腸の組織を採取した場合には、専門の医師からの結果を待ってから後日の結果説明となることがあります。

細胞の検査結果の説明の中で「グループ1なので安心して下さい」「グループ3の腺腫だったので、取っておいて良かったですね」など聞くことがあると思います。その時に「グループってなんだろう?」って思われたかもしれませんね。
今回は、「病理検査のグループ分類」について詳しくお話をさせていただきます。

“便秘”ってしんどい...そんな時はどうすればいいの??

印刷用ページ[2023/03/01] 胃腸科
みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
突然ですが、皆さんは今まで“便秘”で辛い思いをしたことはありますか?
私は便秘でひどく苦しんだことがあります。
今回は、「そんなときはどうしたらいいの!?」という皆さんの質問に答えるべく、身近にある便秘の解消法についてお話していきますね。

炎症性腸疾患は怖い病気って本当?

印刷用ページ[2023/02/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、炎症性腸疾患という言葉を知っていますか?
最近多くなってきている疾患の一つでもあるので、「もしかしたら聞いたことある!」と言う人もいるかもしれませんね。

インターネットで調べてみると、実際に怖いことが書いてあるのを目にしたことがあるかもしれませんね。
実際に、炎症性腸疾患は放置しておくと怖い病気でもあります。
今回は、炎症性腸疾患の解説とどうして怖い病気なのかを解説していきます。

足の付け根にピンポン玉!?これはなに?

印刷用ページ[2023/01/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

みなさんは、『ヘルニア』という言葉を耳にしたことはありますか?
ヘルニアとは、体内の臓器の一部が本来の場所を飛び出してしまう状態の事を言います。有名なところで臍ヘルニア、椎間板ヘルニアが挙げられますね。
もう一つ並んで有名と言えるヘルニアがあり、「足の付け根にピンポン玉が出来た」と言われると、あの病気かな?と思います。みなさんは思い浮かびますか?
正解は・・・『鼠経(そけい)ヘルニア』です。今回は、この鼠経ヘルニアについて解説していきます。

腸閉塞はどうやって治すの?

印刷用ページ[2022/12/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
前回の記事では、腸閉塞の分類と原因についてお話しました。

腸閉塞は何らかの原因により、食べ物や消化液などの腸管の内容物が肛門まで運ばれなくなってしまった状態です。
今回は、この腸閉塞の症状と治療法などについてお話していきます

腸閉塞はどんな病気?

印刷用ページ[2022/12/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは「怖いお腹の病気は?」と聞かれたら、どんな病気が頭に浮かびますか?
大腸ガン、盲腸(虫垂炎)、腸閉塞(イレウス)、潰瘍性大腸炎など…怖いイメージのある病気を、いくつかは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
今回は、名前の挙がりやすい「腸閉塞」をテーマに話していこうと思います。

珍しい腸の病気!腸管スピロヘータ症

印刷用ページ[2022/10/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院では、日々胃腸の不調に悩む皆さんの診療を行っています。胃腸の症状にもいろいろありますが、お腹の症状では、長く続く下痢や便秘でお悩みの方は多くいらっしゃいます。
こうした症状は、様々な病気の原因と考えられます。例えば、何週間も続くような慢性の下痢の原因には、腸管スピロヘータ症という病気があります。
珍しい病気ではありますが、きちんと検査をすると腸管スピロヘータ症と診断されることがあります。
今回は、この腸管スピロヘータ症について解説をします。

おなかのぐるぐる音は何故鳴るの?

印刷用ページ[2022/08/15] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
今回のテーマは「お腹の音」についてです。

みなさんはお腹が突然ぐるぐる、あるいはギュルギュル、ゴロゴロといったような音が鳴って「恥ずかしい!」と思ったことはありませんか?
何故か静かなときこそ鳴ってしまうことがあって、笑ってごまかした…なんて苦い経験がある人も多いのではないでしょうか。

空腹時や食後のお腹の音が一般的ですが、実はそれ以外にも注意をした方がいいお腹の音もあるのです。
今回はこのお腹のぐるぐる音について解説していきます。

冷たいものの食べすぎには要注意!

印刷用ページ[2022/08/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

夏と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?
海、夏祭り、かき氷、そうめん…人それぞれ思い浮かべるものも沢山あると思いますが、暑い夏、やはり誰もが冷たい食べものを想像するのではないでしょうか。

前回の記事(夏バテに負ない!元気に夏を乗り切ろう!)の記事でも触れたように、夏バテの原因には「胃腸の冷え」が挙げられます。
今回は、冷たい物の食べ過ぎがどう体に影響があるのかをお話したいと思います。

胃が胃酸で溶かされないのはなぜ?

印刷用ページ[2022/07/01] 胃腸科

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
暑い日が続き、本格的に夏がやってきたようです。皆さんも体にはお気をつけてお過ごしください。

さて、今回は胃についての話題です。
皆さんもご存じの通り、食べたものは胃の中で胃液により消化されます。
「そんな、食べ物を溶かすほどの胃液がありながら、なぜ胃そのものは溶けないのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回はそんな「胃の謎」について解説します。

胃・大腸がん撲滅キャンペーン実施中です!

印刷用ページ[2022/06/01] 胃腸科

みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
当院ではここ数年、「胃・大腸ガン撲滅キャンペーン」を実施しています。
なんだそれ?と思うかもしれませんが、「患者さんの健康を守るための活動」の1つです。
今回は、当院で行っている「胃・大腸ガン撲滅キャンペーン」について紹介します。

大腸ポリープは多発するの?

印刷用ページ[2022/04/01] 胃腸科

皆さん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

ららぽーと横浜クリニックでは、大腸内視鏡検査を毎日数十件以上行っています。皆さん検査の理由は様々ですが、毎日数人はいらっしゃるのが、前回の検査でも大腸ポリープを切除したことのある患者さんです。
当院では、大腸ポリープが見つかった患者さんには、翌年も大腸内視鏡検査を受けることを強くお勧めしています。何故なら大腸ポリープは次の年にもできていることも多いからです。
今回は、「大腸ポリープは再発するのか」という話題についてお話していこうと思います。


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