1.いぼ痔

いぼ痔は保存療法が基本的な治療法です。保存療法とは、排便習慣や食事習慣などを改善することによって悪化することを防ぐ方法です。その補助として薬物療法を利用することもありますが、あくまでも主となるのは生活習慣の改善です。

あまりにも出血がひどい場合や、生活に支障が出る場合は、外来処置や手術などが行われることもあります。

2.切れ痔

切れ痔の場合であっても保存療法が基本となります。肛門括約筋の炎症によって肛門が狭くなってしまった場合は、手術を行います。

3.痔瘻

痔瘻とは、肛門のまわりに膿のトンネル（管）ができたものです。この管によって、肛門の内側と外側が突き破られた状態になっています。肛門周囲膿瘍の症状が出現した場合は、たまった膿を排出することが大切です。そのため、切開排膿を行い、膿の排出を行います。痔瘻は根治手術によって管をなくしてしまうことが、唯一かつ確実な治療です。

痔の治療には肛門科への通院と生活習慣の改善が大切

痔は、一般的に生活習慣などを改善することで治療を図るケースが多いです。その理由は、痔は生活習慣や排便習慣の悪化から起こる病気であるため、その根本的な原因を解決しなければ再発してしまうからです。薬で一時的に症状を緩和させることはできますが、常に薬に頼りながら生活をするわけにもいきません。

生活習慣を整えることはもちろん、排便を我慢しない、力を入れすぎないといった排便習慣や生活習慣を改善することは痔の予防にも繋がります。日々の生活からこれらには十分気をつけるようにしましょう。

また、生活習慣の改善が必要とはいえ、病院を受診しないのはおすすめしません。肛門科を受診しなかったとしても自然に改善する可能性はあるのですが、痔だと思っているだけで別の病気を発症している可能性も十分あります。今では女性専用の肛門科も多く、女性の方でも受診しやすい環境が整っています。肛門に違和感を覚えたらすぐに肛門科を受診し、どのように治療を進めていけばいいかという判断を仰ぐようにしましょう。自分だけで病状を判断しないことが大切です。

神奈川県横浜市のららぽーと横浜クリニックでは、肛門科で痔の治療を行っており、日帰りの手術も可能です。横浜で土曜日・日曜日も診療が可能な肛門科をお探しの方は、ららぽーと横浜クリニックへご相談ください。