薄毛が気になり始めたら~ミノキシジルという選択~
[2025/11/15] 内科
みなさん、こんにちは。横浜市内科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは、当院で薄毛治療(AGA治療)を行っていることをご存知ですか?
もちろん自費診療ではありますが、毎月の保険診療の通院に合わせて、薄毛の治療も行っている方も多いです。
何種類か治療薬があるなかで、ミノキシジルというお薬を聞いたことはありますか?
ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されたお薬ですが、 血管を広げて血流を良くする作用があり、その副作用として「髪が増える」ことが発見されたことから、現在では薄毛(AGA:男性型脱毛症)治療に用いられています。
今回は、当院でも取り扱っている薄毛治療(AGA治療)でよく使われるお薬、「ミノキシジル」についてお話しします。
ミノキシジルの働き
ミノキシジルには、血管を拡張(ひろげる)する作用があります。
これにより頭皮の血流が良くなり、髪の根元にある「毛母細胞(もうぼさいぼう)」が活発になります。
毛母細胞は、毛根の一部である毛包に存在し、髪の毛を作るための細胞を新しく生み出す細胞で、健康な髪の成長を支えています。
頭皮の血流が改善されることで、「髪の成長がしやすい、環境を作る」ことが期待できます。
では、ミノキシジルはどのように使っていくのでしょうか。
ミノキシジルの種類と使い方
外用薬(頭皮に塗るタイプ)
日本で一般的に市販されている外用薬には、ミノキシジルが配合されているものなどがあります。
通常は 1日2回(朝と夜)、髪の気になる部分の頭皮に直接塗ります。
ミノキシジルの濃度は製品によって異なりますが、男性用:5%、女性用:1%の製品が主流です。
使い続けることで効果が現れてきますが、すぐに結果が出るわけではありません。
毎日コツコツ続けることが大切です。
内服薬(飲むタイプ)
内服薬は「ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)」として知られています。
ミノキシジルには血管を拡張させる働きがあり、血行を促進します。
血流がよくなると、発毛に関わる毛乳頭細胞まで栄養が十分に行き渡るため、髪の毛の成長が促されるのです。
外用薬は頭皮に塗布をするため、細い毛細血管を拡張する効果しか期待できません。
一方、内服薬のミノキシジルタブレットは、体内から作用するため、毛細血管よりも太い、細動脈を拡張することができるため、外用薬よりも血流がよくなり、高い発毛効果を期待できます。
しかし、外用薬よりも強い効果が期待できる反面、内服薬の特性上、全身に作用するため副作用のリスクも外用より高くなります。
当院では、ミノキシジルタブレットの処方が可能です。
では、飲み始めてからどのくらいで効果が出てくるのでしょうか。
ミノキシジルの効果が出るまでの期間
ミノキシジルの効果が現れるまでには、およそ3~6か月ほどかかると言われています。
個人差はありますが、髪の毛の成長サイクルには時間がかかるため、根気よく続けることが大切です。
なお、服用を始めてから2~8週間ほどで一時的に抜け毛が増えることがあります。
これは「初期脱毛」と呼ばれ、古い髪が抜けて新しい毛が生える準備をしている段階です。
「折角薄毛の治療をしているのに!」と驚かれる方も多いですが、一時的なものであり、徐々に落ち着いていきます。
こんなに効果が期待できるなら試してみたいですよね。
しかし、ミノキシジルにも副作用があります。
一体どんな副作用があるのでしょうか。
ミノキシジルの副作用について
内服薬では、以下のような副作用が報告されています。
- 動悸(どうき)や胸の痛み
- 息切れ、呼吸のしづらさ
- 手足のむくみ
- 心臓への負担がかかる
- 体毛が濃くなる
- 肝機能障害 など
冒頭でもお話したとおり、もともとは高血圧を改善する薬のため、血管が拡張することで血圧が下がることがあります。
その結果、動悸・めまいなどの副作用が現れることがあります。(こうした症状は、服用を続けると慣れていくことが多いです。)
そのため、使用する際は必ず医師の診察を受け、自己判断では決して服用しないようにしましょう。
外用薬の場合も、かゆみ・かぶれ・赤みなどが現れることがあります。
また、ミノキシジルの内服薬は日本では未承認薬のため、明確な禁忌(使ってはいけない条件)は定められていません。
心臓や肝臓に持病がある方、高血圧の治療を受けている方などは、必ず医師に相談してください。
ミノキシジル使用時の注意点
近年では、ネット通販や個人輸入で簡単に入手できるようになっています。
そのため、自己判断での使用を試みる人が多くいますが、これは非常に危険です。
副作用が出た場合に自分で対応するのは難しく、重い症状につながることもあります。
そのため、必ず信頼できるクリニックや病院で医師の診察を受けた上で使用するようにしましょう。
当院でも、患者さん一人ひとりの体調や症状を確認しながら、安心して治療を続けられるようサポートしています。
まとめ
いかがでしたか?
ミノキシジルは、血流を改善し、髪の成長を助けるためにとても有効とされているお薬です。
ただし、副作用があるため、自身で入手し内服する方法は危険です。
正しい使い方を知り、医師の管理のもとでの使用していくことがとても大切です。
ミノキシジルは「髪の成長がしやすい、環境を作る」ことが期待できるお薬です。
ミノキシジルによる「発毛促進」と、プロペシアやザガーロなどで「抜け毛予防」していくことで効率的にAGA治療を進めることができます。
当院でも、この2種類の両方の治療薬を併用して治療している患者さんがほとんどで、当院でも推奨しています。
「薄毛が気になり始めた」という方は、 ぜひ一度、当院にご相談ください。