お腹にやさしい食べ物ってどんなもの?
みなさん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
まだまだ暑いですね。
こうした暑い日が続くと、胃腸の調子が悪く気分が優れない、食欲が落ちてしまうなんてこともありますよね。
みなさんも、1度は経験をしたことがあるのではないでしょうか。
こうした胃腸の調子が優れないときの原因は、暑さの他にも、食べ過ぎや、ストレスなど様々な理由があります。
では、そんな時にどのような食事をとればよいのでしょうか。
今回は、お腹に優しい食べ物を紹介していきたいと思います。
どんな食べ物ならお腹に負担をかけずにすむだろう?
胃に優しい食べ物と言われても、どんな基準で選べば良いか分からないですよね。
お腹に優しい食べ物の選び方は、大きく分けて3つのポイントがあります。
● 消化が早い食べ物
● たんぱく質やビタミンなどの栄養素を含むもの
● 食物繊維や脂肪が少ない
お腹の調子が優れない時には、栄養があり消化の早い食べ物がおすすめです。
油っぽいもの、バターなどの乳脂肪分が多いもの、ごぼうなど固く筋のあるものなどは、胃に負担をかけがちなので控えましょう。
さらに、調理の際には、以下の4つの点にも気を付けることが大事です。
● 具材は消化を早くするために細かく刻む
● 味付けを薄めにし、香辛料は控える
● 油をできるだけ少なめにする
具材を煮る、蒸すなどの加熱調理をする
いくつかのポイントがわかったところで、具体的にお腹に優しい食べ物、避けたほうが良い食べ物を紹介していきます。
胃腸にやさしい食べ物
◎穀類→おかゆ、うどん、そうめん など
おかゆ、うどんは胃腸に負担がかかる食物繊維や脂質がほぼ含まれません。
◎肉や魚→赤身、ささみ、白身魚 など
豚肉の赤身、ささみなどは脂肪の少ないお肉になります。
魚は赤身魚より、白身魚がおすすめです。
◎野菜→大根、かぶ、山芋 など
消化酵素を含み、胃腸の消化機能を助ける働きがあります。
※食物繊維が多いもの、筋があるものは気を付けましょう。
◎卵
卵は脂質や食物繊維を多く含むものではない為、消化の良い食べ物ですが調理法によって消化の良さは変わります。
半熟卵、卵とじなど柔らかな状態になるまで加熱して食べることが大事です。
胃腸に負担がかかる食べ物
◎穀類→そば、ラーメン、パスタ、もち米 など
食物繊維の多いそば、脂質が多いラーメン・パスタ、消化に時間がかかるもち米などは胃
腸の調子が悪い時は避けたほうがよいでしょう。
◎野菜→ごぼう、れんこん、キノコ類、海藻類 など
食物繊維はキノコ類、海藻類にも多く含まれます。
◎その他→アルコール、炭酸飲料、香辛料が強い料理 など
アルコール、炭酸飲料は胃腸への刺激となります。
カレーライスなど香辛料が強いものも避けましょう。
胃腸が疲れているときは以上のような食べ物はできるだけ避け、お腹に優しい食事をこころがけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
胃腸の調子が悪いときには、お腹を休ませてあげるためにも、なるべく消化に良い食事をとりましょう。
脂肪分、食物繊維が多いものは消化に悪い為できるだけ避けてください。
自分が疲れているときに、荷の仕事が振ってくると余計に疲れてしまいますよね。
体力が落ちがちな時期というのもありますが、日頃から胃腸をいたわる生活を心がけることが大事ですね。
それでも胃腸の調子の悪さが続くときは、自己判断せず早めに医療機関に受診しましょう。