あなたの寝姿勢は右向き?左向き?

印刷用ページ[2020/04/01] 胃腸科

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
みなさんは寝るときにどちらを向いて寝ていますか?仰向け、右向き、左向き…うつ伏せという方もいるでしょうか。

寝姿勢は右向きか左向きかによって胃腸の調子に関係すると言われています。今回は寝る向きと体との関係をお話していきます。

 

寝る向きと体の関係

まず、横向きに寝ると体に良くないのではないか、と思い人もいるかもしれません。実はそんなことはなくて、横向きで寝ることによって呼吸器症状(いびきなど)が起こりにくくなり、よく睡眠がとれると考えられています。

さて、本団の右向きか左向きかという問題です。「どっちも変わらないんじゃないか?」と思いますよね。実は論文で発表されているくらい体には影響があると考えられています。
どっち向きだと思いますか?


・・・その論文でベストな体の向きと推奨をされているのは「左向き」です。知っていましたか?

左向き

左側を下にして寝ると消化系の臓器、胃や膵臓への負担を軽減し、消化作用が促進されると言われています。
また、胃の形の関係で左側を下にして寝ると胸やけの原因となる胃酸の食道への逆流を抑制することもできます
さらに、重力によって大腸から結腸に便が移動しやすくなるため、目覚めた時に排便も自然と促されると考えられます。
ちなみに、左向きで寝ることにより、他にも心臓やリンパの流れなどにも関係すると考えられており、健康に良い寝姿勢といえるでしょう

 

右向きは良くないの?

左が良いのであれば反対側の右向きは体の負担になるのか?というとそういうわけではありません。
というのもこの「右向き、左向きどちらで寝るのが良いのか」という話題には諸説あるのです。右側に関してよく言われるのは以下のような説です。

右向き

胃の形によっては右向きで寝るというのも、胃の消化力のアップに繋がるという話もあります。
これは胃が体の右側に向かってカーブするように位置しているため、胃のカーブに沿って体を横たえると消化の流れが助けられるからです。
また、自律神経にかかる負担も軽減されるため、質のいい眠りがキープできると言われています。

どちらの寝姿勢にもメリットはあると考えても良いでしょう。

 

まとめ

寝る時の姿勢によって、いくつかの体への影響があることがわかります。
ただ、あまり寝姿勢のことを神経質に考えすぎる必要はありません。寝姿勢について神経質になりすぎるとかえって睡眠の質を落としてしまうことにつながるかもしれません。
寝姿勢には好みもありますし、人によって効果の現れ方も様々です。効果がある人もいればない人もいます。試してみたら自分は逆だったという人もいるかもしれません。
自分が寝やすいと感じられる姿勢、自分の体調に合わせた姿勢で寝るようにし、より自分が良質な睡眠がとりやすい寝姿勢を探してみるのが良いかもしれませんね。


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