正しい手洗いうがい方法をご存知ですか?

印刷用ページ[2019/10/01] 内科

こんにちは、ららぽーと横浜クリニックです。
これからどんどん気温が下がり、空気が乾燥する季節がやってきます。
こうした寒い時期になってくると当院にも風邪のような症状を訴え来院する患者さんが増えます。
さて、風邪などから体を守るために大切なことがあります。子供のころに必ず教わる「アレ」です。なんだと思いますか?

・・・正解は「手洗いうがい」ですね。
そんなことか!と思うかもしれませんが、手洗いうがいはとても大切ですよ。しかし、適当に洗ったりうがいをしたくらいでは風邪を追っ払うことはできないでしょう。
ということで、今回は「正しい手洗いうがいの方法」についてお話します。

 

風邪の予防には手洗いうがい!

風邪とは、「風邪症候群」という鼻や喉などの上気道の急性炎症の総称です。
だいたいの風邪はウイルス感染によるもので、空気が乾燥していたり、疲労や睡眠不足で免疫が落ちていたりするとかかりやすくなります。
ですから、休息や睡眠をちゃんととることで免疫があがり風邪にもかかりにくくなります。

ただ、それだけ実践しても肝心のウイルスが体に侵入してしまっては結局、風邪をひいてしまいます。
そこで、休息をしっかりとることに加え、外出・食事の前などにはしっかり手洗いうがいをすることで、さらに風邪を予防することができます。
ですから、風邪の予防には手洗いうがいが欠かせないのです。

さて、改めて手洗いうがいの必要性が分かったところで、正しい手洗いとうがいの方法を紹介しましょう。

 

正しい手洗いの方法

「泥とかも付いてないし綺麗だと思う」なんて思っていませんか?
実は見た目では綺麗だと思っても手は色々なものに触れるので、常に何かの汚れ、ばい菌やウイルスなどの見えない汚れがいっぱい潜んでいるのです


①流水で手を洗います。
②石鹸(薬用ハンドソープなど)を付けてしっかり泡立てます。
③手のひら、手の甲をこすり、指の間は、両手を組むようにしてこすって洗います。
④親指は反対の手でねじるように洗います。
⑤指先、爪の間は手のひらの上でこするように洗います。
⑥手首は反対の手でねじるようにして洗います。
⑦流水で石鹸と汚れを十分に洗い流します。

自分の手洗いを思い返してみてください…いつももの手順と違うところはありますか?
もしも「これより適当に洗っていた…!」という方がいれば、次に手を洗うときから意識して手順を足してみてください。
手洗いうがいは習慣づけることが大切ですよ。

 

正しいうがいの方法

ウイルスは空気中に紛れていて、気づかないうちに吸い込んでしまっていることもあります。
短い外出でも、外から帰ったらすぐにうがいをして、のどについたウイルスを洗い流しましょう!

①うがい薬を使用する場合は説明書通りにうがい薬を作っておきます。
②まずは、口の中に水(うがい薬)を含んで、少し強めにブクブクと口の中をゆすいで吐き出します。
③再び口に水を含みます。今度は上を向いて喉の奥まで「ガラガラと」うがいをして吐き出します。
④最後にもう一度水を口に含みうがいをします。

どうですか?普段の自分の手洗いうがいと比べて違う所はありますか?
口に含んでペッと吐き出す、これだけではあまり効果を得られないかもしれません。
このブログを思い出しながら実践してみましょう。

最後に、正しい手洗いうがいに加えて「これができたら更に効果的!」というポイントがいくつかあるのでご紹介します。

 

手洗いうがいに効果的なポイント

正しい手洗いうがいをするだけでももちろん大丈夫ですが、知っておくと更に効果的なポイントがあるので紹介しましょう。

  • 手洗いは水のみでなく石鹸やハンドソープなどを使い洗うとキレイになります。
  • 水でよく洗い流し清潔なタオルやハンカチで拭き取ると効果的です。
  • うがいは水でするより、うがい薬でするとより効果的

少し使うものを変えるだけでより効果が期待できますから、余裕があれば試してみてください。


最後に…

どうでしたか?
手洗いの方法が少し変わったり、うがいの回数が増えたり、タオルへの気配りを少し意識してみたり、「今までの手洗いうがい」から大きくかわることはあまりないはずです
特別に難しいことはありませんので、是非ご家族と実践して風邪に負けない生活を心がけましょう!
・・・しかし、予防をしていても風邪を引いてしまうことはもちろんあります。
そんなときは無理をせずに病院に掛かることも検討してみてくださいね。


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