加齢臭は対策できる?

印刷用ページ[2019/05/01] 内科

こんにちは、横浜市内科のららぽーと横浜クリニックです。
暖かくなり汗をかくことも多くなってきました。自分の体臭が気になる季節になってきたのではないでしょうか。
さて、体臭といえば一番気になるのは『加齢臭』という方も多いのではないでしょうか。自分では気づいていなくても周囲の人は感じているかもしれませんよ。
そこで今回は皆さんが気になる加齢臭の原因や対策法についてご紹介したいと思います

「加齢臭」とはどんな臭い?

中高年以降に起こる体臭のことを指します。
主に40歳以降の中高年の特有の臭いで、男性でも女性でも誰にでも起こり得る体臭です。
一般的には、古本や腐ったチーズなど脂臭く青臭いと言われていますが感じ方は人それぞれです。汗やタバコ、服などのニオイも混じって存在するため人それぞれ違った臭いを持っています。実は「加齢臭の臭いが大好き」なんていう人もいますから、本当に様々ですね!
実は中高年の男性の約8割は自分の臭いを気にしていると言われているんです。
加齢臭を異常に気にする必要はありませんが、やっぱり気になりますよね。なぜ臭いが起こるのかの原因を把握し、男性も女性もエチケットとして加齢臭の対策をするようにしましょう。まずは、加齢臭はどこから臭ってくるのかご紹介したいと思います。

 

何処から臭うの??

体臭の起こる仕組みは汗や皮脂など分泌物の分解、酸化によるものです。
後ほど詳しく説明しますが、加齢臭の主な臭いの原因である「ノネナール」という臭い物質は「皮脂の酸化」が原因で発生する物質です。皮脂の分泌量に大きく影響されるため、臭いやすい部位とそうでない部位があるのです。

さて、皮脂の分泌量が一番多い部位はどこだと思いますか?加齢臭の出やすい部位は、「耳の後ろ」だと聞いたことがある方、いらっしゃると思います。そうなると「耳の後ろでしょ?」と推理する方も多いかもしれません。
悪くない推理ですが……正解は、頭部です。
家族に「枕が臭い」なーんて言われたことはありませんか?頭部は全身の中で最も皮脂の分泌量が多いため、特に注意が必要になります。加齢臭により枕の臭いが気になるのはそのためなのです。
頭皮以外にも、額から鼻にかけての通称Tゾーンや耳の後ろから首にかけて・胸・脇・背中・へその周辺・陰部などが挙げられます。
胸や背中からも加齢臭がでているなんてなんだか恐ろしい話ですね……。
ところで、先ほど加齢臭の原因は「ノネナール」であるとお話ししましたが、この物質の名前を今まで聞いたことはありましたか?一体ノネナールという物質はどのようなものなのでしょうか。

 

加齢臭の原因はノネナール!

先ほどからチラチラと名前を出しているので、気になってる方も多いと思いますが、加齢臭の元となるのは脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことによって生じる「ノネナール」という物質です。汗腺(かんせん)のそばの皮脂腺から出る脂肪酸が酸化もしくは発酵することによって発生します。
特に40歳を過ぎると酸化を抑制する力が弱くなるので、分泌量が増加しノネナールも増えていき、加齢臭が気になりだすのです。ちなみに、若い人たちの体臭からはほとんどノネナールは検出されないんですよ。
この成分を抑えるためには、食生活や運動不足、ストレス発散が挙げられます。また、たばこ臭、口臭などのその他の体臭が加わることにより他人が感じる加齢臭はきつくなるため、その他の原因を取り除くことも加齢臭の対策に繋がります。
では、加齢臭の対策を詳しく見ていきましょう。

 

加齢臭を防ぐためには

一番は加齢臭の原因であるノネナールの発生を抑えることです。代表的なものをご紹介しましょう。

◆ノネナールが発生しやすい場所をしっかり洗う

皮脂の酸化するときの臭いのため、皮脂が分泌されやすい部位をきちんと洗うことにより加齢臭の臭い対策に繋がります。もちろん、ただ洗うだけではなく各部位ごとに正しい洗い方を実践することが重要です。では、加齢臭の一番の原因である頭皮の洗い方をご紹介しましょう。しっかりと洗えば特別なシャンプーを使わなくても加齢臭を防ぐことが出来ます。
・頭の洗い方
①ゴミを取り除く
髪を洗う前にまずはブラッシングをしてゴミや埃を取り除きましょう。ブラッシングをするだけでシャンプーの洗浄効果を高めることが出来ます。
②予備洗いをする
シャンプーを付けずに、まずお湯で頭を洗うことを「予備洗い」と言います。この予備洗いをするだけで皮脂や整髪料など8割程度の汚れを落とすことができるんです。
髪の表面にシャワーをかけるだけではなく、指の腹で頭皮と髪を揉むようにお湯を充分なじませて洗うようにしましょう。
③しっかりと泡立出る
シャンプーの原液で直接髪につけて洗うのではなく、十分に泡立ててから使いましょう。
原液のままつけてしまうと頭皮に残ってしまい洗い残しの原因になるほか、頭につけてからゴシゴシ泡立てることで髪が傷んでしまいます。
④本洗いをする
泡立てたシャンプーを髪全体になじませて本洗いを行います。洗い残しがないように頭皮全体をあらいましょう。指の腹を使い頭皮をマッサージするように洗うと効果的ですよ。
⑤しっかりとすすぐ
洗い残しがないようにしっかり洗い流しましょう。洗い残しがあると頭皮トラブルの元になり、しっかりと洗っていても臭いに繋がってしまいます。シャンプーした時間の2~3倍の時間を掛けてすすぐのが理想だそうですよ。

◆ミョウバン、重層入りのお風呂につかる

湯船につかることで身体が暖まり毛穴がしっかり開きます。ミョウバン水には殺菌作用や制汗作用が、重層には脂肪酸などの酸性の臭いを中和させ嫌な臭いを消してくれる効果があります。お湯が柔らかくなり、血行も促進されるためリラックス効果や疲労臭の改善も期待できますので、加齢臭対策にはお勧めですよ。

◆ストレス発散、適度な運動を

ストレスを溜めこむ生活や運動不足が加齢臭にも関わってきます。お風呂やサウナに入ったり、適度な運動を続けたりすることでストレス解消に繋がります。新陳代謝がよくなり、汗と一緒に老廃物を排出することで体臭の改善に繋がりますので、体臭対策だけではなく健康維持のためにも体を動かしましょう。

◆和食中心の食生活を心がける

加齢臭は「皮脂の酸化」が原因ですので、これを抑えるための食生活にすることが必要です。これには、余分な脂分を控えることと、活性酸素の発生を抑える作用がある「抗酸化作用」のある食材・食品を摂取することですが重要です。そのため、脂肪分が多い肉料理は控えましょう。
お勧めは魚料理です。種類にもよりますが脂肪が少ないため脂質の分泌量が減ります。脂肪分が少ないとされる、青魚や赤身を積極的に食事に取り入れるように心がけると加齢臭対策に繋がります。また、野菜などの抗酸化作用のある食品(抗酸化食品)ビタミンC、ビタミンE、にはノネナール対策に効果的です。
・体臭を引き起こす食べもの
肉類・にんにく・動物性脂肪(チーズ、牛乳)・辛い食べもの・リノール酸が含まれる油(サラダ油、植物油)・アルコール
・体臭を抑える食べもの
抗酸化食品(ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、カテキン、ポリフェノールなどが多く含まれる緑黄色野菜や緑茶)・アルカリ食品(お酢や梅干し、海藻類)・腸内環境を整える食品(食物繊維やオリゴ糖など)

◆洗濯で衣類や寝具についた臭いを落とす

汗や加齢臭を吸い取るのは衣類です。そしてその汗などを栄養に細菌が繁殖する時、臭い物質が発生し衣類に蓄積されます。つまり、加齢臭が臭ってしまうとき、実際にその臭いを発しているのは身体そのものではなく衣類ということです。
洗濯方法のポイントが何点かありますのでご紹介したいと思います。
①弱アルカリ性を選ぶ
加齢臭は皮脂が酸化して臭いを発生しているため、この酸化(酸性)を中和する「弱アルカリ性」の洗剤を使用することで汚れや臭いを落とすことができます。
②液体洗剤を選ぶ
液体洗剤は水に溶けやすいので、繊維の奥の汚れまで浸透することが可能です。そのため、繊維の表面に付いた泥汚れなどとは違い、繊維の奥に絡み付いた皮脂を落とすのに向いているといえます。
③酵素入りを選ぶ
洗剤の裏面にある成分表示に「酵素」と記載されているものを選ぶのもポイントです。皮脂や油脂を分解するリパーゼという酵素が配合されているものが、加齢臭の原因である皮脂を落とすのに効果的です。

 

病気が原因の体臭も!?

今回のブログでは長くなってしまうため割愛しますが、何らかの病気が原因で体臭を発生することがあります。加齢臭の対策をしても良くならない、まだ40歳を過ぎていないのに体臭を指摘されたなどがありましたら何らかの病気にかかっている可能性があります。まずは受診し、医師の判断を仰いで必要に応じて治療しましょう。
またの機会に詳しくご紹介したいと思います。

 

最後に

どうでしたか?加齢臭は40代を過ぎると誰にでも起こりうる臭いの悩みです。
加齢臭の原因となるノネナールの発生を防ぐことが予防に繋がります。対策として気を付けなければならないことは、やはり生活習慣です。皮脂の汚れは洗い流し、衣類の中での菌の繁殖を防ぐよう気をつけましょう。また、日頃から食べている食品に気をつけ、抗酸化作用のある食品を積極的に食べる事、運動して健康的な生活を心がけないと臭いは改善しません。まずは生活習慣の改善やお風呂、有酸素運動を活用するといった対策できることから少しずつ実践してみましょう。
もしも改善しない場合は病気が隠れている場合があるため、医療機関の受診が必要な場合もあります。当院でも診察を行っていますのでお気軽にご相談ください。


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