鼻水の不思議に迫る!

印刷用ページ[2017/10/01] 内科

こんにちは、横浜市内科のららぽーと横浜クリニックです。涼しい日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。さて、今回のテーマは「鼻水」です。

花粉症やアレルギー、風邪…そんなときに、大量の鼻水に悩まされたことはありませんか?特に花粉症の時期なんかは「いったいいつになったら鼻水が止まるの?!」と怒りを覚えてしまうくらいでることがありますよね?今回はそんな身近な症状「鼻水」についてお話したいと思います。

 

鼻水とはどんなもの?

鼻水とは、言うまでもなく鼻から出る液体です。当たり前ですね(笑)
鼻の内側は粘膜でおおわれていますが、鼻水はこの粘膜の下の「鼻腺」というところで作られています。サラサラだったりネバネバだったり、白かったり、緑色だったり…鼻水が乾いて鼻くそになったりもします。

では、そんなありがたくない鼻水にはどんな役割があるのでしょうか…

 

鼻水の役割

鼻水には以下のような役割があります。

●細菌やウイルス、ほこりなどの有害なものを体内に取り込まないようにする
●外から吸い込んだ空気を適度に加湿する

花粉や風邪を引いてしまった時に、大量の鼻水が出るのは花粉やウイルスを体外へ排出しようとしている…ということです。そのため、無理に鼻水を無理に止めるのはお勧めできない行為なんですよ。

正常な状態であれば、鼻水は自然に飲み込まれ自覚されることはありません。私たちは無意識のうちに飲み込んでいるというわけですね。

では、どんな時に鼻水は出てくるのでしょうか?

 

鼻水が出てくる原因

こんな時に鼻水が出てきます。場面ごとに紹介したいと思います。

●風邪
風邪などで抵抗力が落ちると、普段はなんともない細菌やウイルスに対しても免疫が働き鼻水がたくさん分泌されます。細菌・ウイルスと戦うためだけでなく、細菌・ウイルスや白血球の死がいを体外に出す役割もあります

●アレルギー性鼻炎
アレルゲン(花粉・ハウスダストなど)が鼻腔に入ると、アレルゲンを洗い流そうとして鼻水が増えます

●副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔(鼻の周りにある骨の空洞)にたまった膿が鼻水と混じって出てきます。

●泣いたとき
大量の涙を流すと涙の一部が涙鼻管(目と鼻をつなぐ細い管)を通って鼻腔に流れ、鼻水となって出てきます

●熱いものを食べたとき
空気の温度調節をするための鼻水と鼻の内側に付着した水蒸気(湯気)が混じったものが鼻水として出てきます。

●寒い場所に行ったとき
人間は急に冷たい空気を肺に取り込むと肺がダメージを受けてしまいます。そこで鼻水をたくさん出すことにより、体の中に入ってくる空気を暖めています

と、鼻水が出る原因は様々ですが、場合によっては涙や水蒸気が鼻水になったりしていることが分かりますね。鼻水が口に入ってしまったときに「しょっぱい」と感じるのは成分に塩が混ざっているからなのでしょうか?鼻水はどのような成分からできているのかを見てみましょう。

 

鼻水の成分

●大気中のホコリ(花粉・ダニ・カビの胞子・微生物・タバコの煙や排気・食べ物のかす・抜け毛やフケ・土・砂ボコリ)

●鼻腔内の毛細血管からの浸出液(血液の水分が変化したもの)

●細菌・ウイルスや白血球の死がい(黄色・緑色の鼻水)

●空気中の水蒸気…

と、このように鼻水には様々なものが含まれています。体の中に入り込んでしまいそうな小さいものを鼻水がキャッチしているんだな~と想像ができたと思います。
ですが、上の成分を見ただけでは「しょっぱい」理由はイマイチわかりませんよね。鼻水が「しょっぱい」と感じるのには“血液”が関係しているんです

 

鼻水がしょっぱい理由

鼻水が口にはいってしまった時、「しょっぱい」と感じるのは実は鼻水が“血液”から出来ているからなんです。

ご存知の方は少ないと思いますが、実は鼻粘膜は毛細血管が多く張り巡らされていて、その血管からにじみ出てきます血液の中には塩分が1%含まれており、鼻水になる際塩分が移行するため鼻水が口に入るとしょっぱいと感じる…というのがこの疑問の答えでした。ちなみに涙も血液からできていますよ。

さて、鼻水に関して色々分かっては来ましたが、体を守るために出てくる体液だとしても!!ずるずるの鼻水をどうにかしたくなりますよね。最後に鼻水の一時的な止め方をご紹介しましょう。

 

鼻水の止め方

もちろん、風邪症状の場合は病院で処方された薬を飲めば大体一週間ほどで完治しますが、今回は少し不思議な方法をご紹介します。(一時的なものなので症状がつらい場合は早めに病院に行きましょう)

1. まずは深く息を吸い、深呼吸をしましょう
2. 次に息を吐ききり、息を止め鼻をつまみます
3. 鼻をつまんだまま頭を2秒を目安にゆっくり上下動かす
4. 3を息が苦しくなる限界まで行う
5. 限界を感じたら鼻から手を放し息を吸う

たったのこれだけで鼻水が止まるんですよ。

鼻水が鼻をかんでもかんでも止まらずに困っている方、一度上記の方法を試してみてください。一時的にですが、よくなりますよ。ただし、辛い場合は我慢せず早めに薬を飲んで治しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

上記から分かるように鼻水は、大気中のホコリ、鼻腔内の浸出液、細菌・ウイルスや白血球の死がい、空気中の水蒸気…などなど、様々な成分が合わさって発生します。鼻水を飲み込むとしょっぱいと感じるのは血液中の塩分が混じっているからなんですね。

鼻水にはウイルスや有害なものを体内に取り込まないようにしたり、空気の温度調節などの重要な役割がありますが、やはり気分的にも、体調的にも鼻水が大量に出てくることは避けたいですよね。

風邪症状からくる鼻水の場合はひきはじめが肝心です。早めに薬を飲み風邪を治しましょう。

また、花粉症などのアレルギーからくる鼻水の場合は、まずは血液検査を受け原因を特定しましょう。原因がわかったら症状にあった治療を行うことが大切です。


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