皆さん、こんにちは。横浜市内科のららぽーと横浜クリニックです。
皆さんはエコー検査をしたことはありますか?超音波検査とも呼ばれ、体のさまざまな場所を見ることが出来る検査です。
エコー検査にはいくつもの種類がありますが、どのエコー検査でどのような病気がわかるのでしょうか。今回は様々なエコー検査について解説します。

 

エコー(超音波)検査の仕組み

エコー(超音波)検査とは、その名の通り超音波(人が聴くことのできない高い周波数の音波で)を使った検査です。
エコーの機械の中で患者さんの体に当てる機械のことをプローブといいます。
プローブから出た超音波が患者さんの体の中(臓器)を跳ね返り、その跳ね返ってきたものをセンサーが探知して画像に表しています

妊婦検診で赤ちゃんの様子を見るのにも使われているのを見たことがあるかもしれませんね。
妊婦さんにも使われるように身体にも無害でリアルタイムに臓器の様子を観察することが出来る検査です。


エコーの種類と目的

エコー検査は症状などから疑う疾患により、プローブを当てて検査する部分が違います。
プローブを当てる部位によって、プローブの形はそれに適したものを使用して検査を行っていきます
 

●腹部エコー

主に肝臓・胆のう・腎臓・脾臓・胃腸などを観察し、腫瘍やポリープ、炎症、結石などの異常がないかを見ることが可能です。
腫瘍はその大きさや性状だけでなく、場合によってはどのくらいの深さまで達しているかなども判別できることもあります。
健康診断の血液検査(特に肝臓の値;ALP,AST,ALT,γ-GPTなど)の数値が基準より高く「要検査」となった場合は、こうした腹部エコー検査を受ける場合があります
 

●甲状腺エコー

のどの部分にある甲状腺に超音波を当て、甲状腺の大きさ、主要病変の位置や大きさ・性状などを調べる検査です。血液検査(FT3、FT4、TSH)とセットでの検査を行います。
これらの検査により甲状腺のう胞、バセドウ病、橋本病などの疾患の診断などが可能です。
 

●頸動脈エコー

首の血管に超音波を当て、頸動脈の動脈硬化やプラーク(動脈壁が厚くなっていること)による閉塞がないかを調べます。頸動脈は脳につながる大切な欠陥です。この欠陥がつまったり細くなったりすると、脳に十分な血液が流れません。
頸動脈エコーは全身の動脈硬化度の評価の指標となり、頸動脈狭窄や閉塞、あるいは脳梗塞になりえる動脈硬化性血管病変の発見に有効な検査です。
 

●心エコー(心臓エコー)

心エコー検査とは、超音波を用いて心臓を画像にして心臓の働きや大きさ、弁の状態、血液の流れなどを観察する検査です。弁膜症、虚血性心疾患、心筋症、先天性心疾患などの診断に用いられます。
また、異常を見つけるだけでなく、治療法の選択や治療効果の判定にも役立ちます。
 

●下肢血管エコー

脚部にある深部静脈という血管には、血液のかたまり(血栓)が出来ることがあります。その血栓が肺に流れて詰まると、呼吸困難や突然死の原因となる可能性があります。下肢血管エコーは、そうした深部静脈にある血管を探るのに効果的な検査です。
太ももからくるぶしにかけて動脈や静脈の流れが順調か、血栓がないかを検査します。
具体的には、歩行時の足の痛みやしびれの原因となる閉塞性動脈硬化症の有無、脳梗塞・足のだるさ・むくみの原因となる深部静脈決戦や静脈瘤の有無と原因を調べることが出来ます。
 

●乳腺エコー

乳房にエコーをあて、視触診で発見したしこりの性状の観察や、乳腺の状態を調べる検査です。
乳腺が発達している若い世代でもしこりが見つけやすく、手で触れないような小さなしこりも発見できるのが特徴です。嚢胞や腺腫などが見つかった場合は、精密検査が必要となる場合もあります。
 

●経膣エコー
経膣エコーは他のエコーとは違い、専用の細長い棒状の形をしたプローブを膣内に挿入し、子宮や卵巣の状態を観察する検査です。
経膣超音波検査では、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がんやチョコレート嚢胞などの病気を調べることが出来ます。エコーでこういった病気が疑われた場合は、MRIなどの精密検査を行うこともあります。また、経膣エコーはこうした病気だけでなく、妊娠中の胎児の様子を観察する目的でも用いられます。


まとめ

どうでしたか?実際にエコー検査を受けたことがある人も、こんなにもエコーの種類があるとご存じでしたか?
今回は、当院で行うことのできるエコー検査をはじめとしたいくつかのエコー検査について紹介をしましたが、実はまだあるんですよ。それだけ様々な部分を観察することのできるエコー検査は、優秀な検査です。
特別な準備も必要なく(検査をする臓器によりますが)、大腸カメラや胃カメラに比べると、患者さんも気軽に受けてもらえる検査だと思います。
健康診断で肝機能障害を指摘されている方などはエコー検査で精密検査が必要になるケースも多いです。健康診断の結果をそのままにはしていませんか?ぜひ、一度ご相談ください。