こんにちは。ららぽーと横浜クリニックです。暑い日が続いていますが、体調管理は大丈夫ですか?

さて、みなさんはどこから風邪をひきますか?鼻水・頭痛・発熱等いろいろありますが、いわゆる「のど風邪」といわれる「咽頭炎」には、急性から慢性のものまで幅広い症状があります。

今回はその違いや治療についてお話したいと思います。

 

■急性咽頭炎と慢性咽頭炎

咽頭炎は、喉の奥にある「咽頭」の部分にウイルスや細菌が侵入し、炎症を起こした状態のことを言います。「急性咽頭炎」の症状は、急激なのどの痛みです。そのほか全身倦怠感、頭痛、高熱を伴うこともあります。

主にアデノウイルス、コクサッキーウイルス、インフルエンザウイルスなどのウイルス感染によるものと、化膿性連鎖球菌、肺炎球菌などの細菌感染によって起こるものがほとんどですが、ほかにも、慢性鼻炎や精神的ストレス、睡眠不足なども原因になるといわれています。

急性咽頭炎にかかってから症状が長く続いて慢性化した状態を「慢性咽頭炎」といいます。慢性咽頭炎は、タバコの煙、刺激性ガスの吸引、ほこり、食物アレルギー、アルコールによる刺激などによって引き起こされる場合もあります。慢性咽頭炎の症状は、喉の奥の赤みと腫れ、不快感や異物感があります。

喉に違和感がある場合には、咽頭の他の病気が原因の可能性もあるので、長引いている場合は放置しないようにしましょう

 

■治療と予防

咽頭炎の治療の基本は、服薬です。それ以上症状が進まないように炎症を改善させるための薬を使用します。唾液が飲み込めないほどの痛みや発熱を伴う場合には、「扁桃周囲膿瘍」や「急性喉頭蓋炎」など、緊急処置が必要な病気との鑑別も必要になりますので、医師の診察が必要です。症状や原因によって治療方法も異なりますので、早めに病院に行くなどの対応をしましょう。

咽頭炎の予防は、急性慢性を問わず、よくうがいをして咽頭を清潔に保つことが大切です。咽頭にそなわっている細菌に対する免疫機構は、乾燥するとその働きも低下するので、感染を防ぐ為にも部屋の加湿も行いましょう。そして体の抵抗力をつけるためにも、栄養バランスのよい食事を摂り、適切な睡眠の確保を心がけることも大切です。

 

■まとめ

咽頭炎は身近な病気の一つですが、一旦かかってしまうとのどの痛みというのは意外と辛いものです。

症状が悪化すれば生活にも支障をきたしてしまうこともあるので、きちんと治療して完治することが望まれます。喉を使いすぎない様に気をつけるなど、日頃から十分にのどをケアしてあげたいですね。

当院でも治療を行っていますので、単なる風邪だからと放置せずに悪化する前にご相談下さいね。