一日トイレに8回以上いっている?あなたは頻尿かも!

印刷用ページ[2017/10/15] 内科

こんにちは、横浜市内科のららぽーと横浜クリニックです。

皆さんは一日に何回トイレに行きますか?個人差はありますが、8回以上行っている方は頻尿かもしれません。


頻尿って?

人によって個人差はありますが、一日に排尿する回数は起床から就寝まで大体の回数が決まっています本人が「トイレが近い、回数が多い」という症状を頻尿といいます。また、一般的に、朝起きてから就寝までに8回以上排尿する場合も日本泌尿器科学会によって頻尿と定められています

頻尿の中には排尿量の少ない残尿、排尿量の多い多尿が疑われるケースもあります。

では、頻尿の原因として考えられる病気をみてみましょう。

 

頻尿の原因として考えられる病気

*膀胱炎
大腸菌などの細菌が尿管から膀胱内へ入り込んで増殖し、膀胱の粘膜に炎症を起こすことが原因となります。健康な状態であれば尿と共に体外へ排出されますが、体調不良やストレスによって免疫力が低下すると排出されずに膀胱内に留まり、膀胱炎を発症します。男性よりも女性のほうが尿道が短いため、より膀胱炎になりやすいとされています
症状としては、頻尿・残尿感・下腹部痛・排尿痛・発熱・尿の変化が現れます。

 

*過活動膀胱
膀胱内に尿が十分溜まっていないにもかかわらず、膀胱が過剰に反応することで、急に我慢ができないほど尿がしたくなります。また、自分の意思とは無関係に収縮するため、トイレに間に合わないこともあります。原因としては、加齢や前立腺肥大などが考えられますが、はっきりしないケースも少なくありません。

 

*膀胱がん
膀胱がんには、

表在がん:膀胱の中に向かって発達し、筋層に達していない
浸潤がん:膀胱の壁の内部へ向かい、筋層にまで達する
上皮内がん:上皮の中に広がる。浸潤がんへと変化する

という3タイプがあります。50歳以上の方に多く、男女比は3:1で女性よりも男性に多く発症します。原因として、染料や化学薬品の一部、たばこ、特定の鎮痛薬などが挙げられますが、ほとんどは原因不明で発症します。
初期症状として、痛みを伴わない血尿がもっとも多いですが、頻尿や残尿感なども症状として現れます

 

*前立腺肥大
男性特有の病気で60歳の半数以上にみられます。膀胱の下部、尿道を囲むように存在する前立腺が、男性ホルモンによって肥大し、尿道がせまくなることで排尿しにくくなります。症状として、残尿感や尿の勢いが途切れるといったものがありますが、頻尿もその一つに含まれます

 

*糖尿病
体内で血糖値を調節しているインスリンがうまく働かなくなることで、血液中のブドウ糖の濃度が高いままの状態が続くのが糖尿病です。病気の初期には自覚症状はほぼありませんが、進行するに従い、喉の渇きや疲労感といった症状と共に、頻尿や多尿が現れます

 

*子宮筋腫
30代から40代の成人女性の約20%に筋腫があるともいわれています。腫瘍自体は良性ですが、筋腫が大きくなることで月経異常や貧血などを引き起こします。また、子宮の周囲にある臓器にも影響を与えるため、頻尿や排尿痛などを発症することもあります

 

*子宮脱
子宮脱は40代後半から60代の女性に増えており、加齢によって女性ホルモンが低下したり、出産などで骨盤底筋がゆるんだりすることで子宮が下がって体外に出てしまう病気です。症状としては、頻尿や尿漏れ、不快感、便秘、腰痛などがおこります

 

*神経因性膀胱

尿に関係する信号を伝える神経に障害が起きることで発症します。神経が傷つく原因は脳血管障害(脳梗塞など)やパーキンソン病、脊髄損傷、糖尿病、子宮などの手術などが挙げられ、症状は頻尿の他に切迫性尿失禁、尿閉などがあげられます。

 

病院で行われる検査

・問診
・触診
・尿検査
・血液検査
・尿の顕微鏡検査

必要に応じて、排尿記録、残尿測定、尿流検査、質問票による評価を行います。

 

治療方法

症状に合わせて薬物治療をなどを行います。薬物治療の場合主に以下のような薬が処方されます。

●膀胱炎や尿道炎
細菌感染が原因の場合、治療には原因となる菌に効果のある抗生剤を服用します。

●過活動性膀胱
膀胱の縮小が頻尿の原因の場合、抗コリン薬を服用します。排尿時には、副交感神経の末端からアセチルコリンという物質が出ます。そのアセチルコリンの働きを弱め、膀胱をリラックスさせて膀胱を拡げる薬です。抗コリン薬は、頻尿の治療に最も多く使われている薬になります。

薬物治療以外にも頻尿の症状が重くない場合の治し方として、膀胱訓練や骨盤底筋体操等を医師の指導の下に行うことで頻尿を改善することがあります。これらの方法についてはまたほかの機会にお話しましょう。

 

最後に…

いかがでしたか?朝起きてから寝るまでに8回以上トイレに行かれる方、多いのではないでしょうか。

実はご自身が当たり前だと思っていた回数でも頻尿に当たる場合があります。何回もトイレに行くのは大変ですし、時には大きなストレスにもなります。

頻尿は薬の服用により治療を行えますので、このブログを読み気になった方、症状を改善したい方は当院にお気軽にご相談ください。

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