当院には広くて綺麗な待合室があります。

「白色を基調とした綺麗なクリニックだな~」と思った方もいるのではないでしょうか?

白色基調の内装は確かに綺麗ではありますが、汚れや劣化が目立ちやすいため、実はメンテナンスに結構苦労をしているんです。

今回はららぽーと横浜クリニックの清掃業務の全般に関して、清掃責任者から当院の清掃・美化についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

クリニック=清潔

多くの方がクリニックは「清潔な場所である(あるいはそうであってほしい場所)」とお考えではないでしょうか。

医療という、特殊で専門的な分野の舞台である病医院。必然的に衛生的な環境が求められます。待合室はもちろん、患者さんが普段目にすることのない検査室や手術室も同様です。

当院は2013年の施設移転から3年と、まだまだ設備面では新しいクリニックです。しかし、毎日沢山の患者さんが来院されますから、汚れが出ることは避けられません。そこで、当院の清掃業務では、「いかにして清潔そうに見せるのか」「いかにして実際に清潔に保つのか」という双方向に重点が置かれています。

 

ららクリ式清掃①:定時清掃

私たちが行っていることの一つは「定時清掃」です。

日ごとに担当者を数人指名し、定められた時間で規定の項目に沿って設備のチェックや清掃をし、環境面での秩序が保たれるようにしています。

■定時清掃のポイント

1、常にゴミや汚れのない状態を維持する

多くの患者さんが触れるような部分(特に待合室)のアルコール消毒、ゴミ回収、通路の粘着ローラー掛けなどを行っています。

また、トイレの清掃にはかなり力を入れています。多い日に100件以上の内視鏡の検査を行っていますので、トイレの使用頻度は他院と比較して飛びぬけて高いと言えます。

2、スタッフはあまり使用しない場所に異常・問題が起こる可能性が無いかのチェック

定時清掃では、日常の業務では当院のスタッフが訪れない(あるいはあまり目を向けない)、けれども患者の目には触れるという場所(トイレなどはその最たる場所ですね)に何か異常が起きていないか、または近い将来に問題が起こる可能性はないかと意識的な目で見ることも重要視しています。

例を挙げるのならば

「トイレの水が逆流して溢れてしまっている!」→「異常」

「トイレットペーパーが残り少ない!」→「問題が起こる可能性のある」

ということになります。

問題が起きた際に素早く対応することも重要ですが、問題が起こる前に先読みして対応出来ればそれが最善策です。日々様々なスタッフがクリニックの中をぐるぐると巡回しています。

 

ららクリ式清掃②:終了時清掃

↑当院で毎日働いている掃除機のイラストです(働き者です)

当院では1日の診療が終わった後に、残り番スタッフが待合室の椅子や本などの整理整頓をする「終了時清掃」も行っています。

1日の診療を終える頃には椅子や本など、乱雑になることも少なくありません。こうした物品を、翌日の患者さんが快適に使っていただけるように、きっちりと整理整頓します。

終了時清掃では、日中は行うことの出来ない待合室の掃除機掛けも行っています。

当院の待合室の床はカーペットですので、埃や毛髪などのゴミが付着しがちです。ただ漫然と掃除機を走らせるだけでなく、手でゴミを拾ったり粘着ローラー掛けなどを行ったりと、美化に励んでいます。

 

ららクリ式清掃③:大掃除

定時清掃と終了時清掃の他にも、当院では定期的に「大掃除」も行っています。

大掃除は夏と冬の年二回行っており、全員(全事務員&看護師)参加型の恒例行事です。

部署ごとに担当区域を分け、期間中に合格点をもらえるまで、精力的に動きます(ちなみに合格かどうかは清掃責任者である私が厳しく判定しています)。

棚や椅子などの物を動かしたりと、日課にするには少々大変な箇所を中心に行うのが大掃除です。年末にかけて、運の良い(?)患者さんは床や椅子を必死に磨くスタッフを目にするかもしれません。

 

ららぽーと横浜クリニックの清掃に関する仕事意識

「その日の清掃担当者がゴミを拾うのは当たり前。医師や看護師が普段の仕事中に目の前のゴミを拾うようなクリニックは良い医療ができる」・・・かつて院長はミーティングでそう言いました。

全スタッフが「目の前のゴミを自然と拾える人物」となれるように、仕事意識を高めています。

 

責任者として

初めに皆さんにお伝えした通り、私はららぽーと横浜クリニックの清掃業務責任者です。「清潔に保たれたクリニックで医療を提供出来るようにする責任」が私にはあります。その責任を感じながら日々の業務に取り組んでいます。

 

最後に…

清掃もただこなすだけではなく、高い仕事意識で取り組むことでより良い院内環境を作り上げることが出来ると考えています。患者さんが少しでも快適に過ごしていただけるように、今後も清掃業務に取り組んでいきたいと思います。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。